カテゴリー: 練習

【新しいバイオリン教本】 第4巻 ~ モーツァルト アダージョ ホ長調 KV.261 ~

『Adagio for Violin & Orchestra in E major, K.261』by Mozart, Wolfgang Amadeus

ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調(K.219)の第2楽章の代替として、ザルツブルクの宮廷楽団のヴァイオリン奏者ブルネッティのために書いたと理解されているのがこの曲。
要はテクニック的にブルネッティには難しいとしてこの曲を急遽こしらえた、という背景があり、こういったソリストの実力に合わせてアレンジすることはままあった模様。
モーツァルトの緩徐楽章にある、ゆったりとした中にもそこはかとない美しさが漂う曲に仕上げている。
でもまぁ、こうオシャレに歌いこむことが出来ないのはなぜなんだろう?って考えるいい曲ですよね。

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【新しいバイオリン教本】 第4巻 ~ ヘンデル ヴァイオリンソナタ ト短調 No.2 ~

『ヴァイオリンソナタ 第2番ト短調 HWV.368』by Georg Friedrich Händel

ヘンデルの名を聞くたびに自分は音楽史をよく分かってないなぁ、と思う。
あのJ.S. Bach(大バッハ)と同じ年に生まれた作曲家と言うことも知らなかったし、「水上の音楽」でヘンデルの名前を知っているくらいなのでイギリスの作曲家と思っていたら、確かにイギリスには帰化しているけれどドイツ生まれだったことも知らなかった。

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【新しいバイオリン教本】 第4巻 ~ コンチェルト イ短調 No.1 by Accolay ~

『コンチェルト イ短調 No.1 by Accolay』

ぶっちゃけ神曲である。

この『新しいヴァイオリン教本第4巻』は余りにもステキすぎる曲が2曲ある、というだけでシアワセ感じてしまうのだが、静の”Andante Religioso”とするなら動の”Concert by Accolay ”として世に広めてもバチは当たらないと言えるのではないか?と素直に思う。

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【新しいバイオリン教本】 第4巻 ~ アンダンテ・レリジオーソ Op.70 ~

『アンダンテ・レリジオーソ Op.70』 by Francis Thomé

Danclaを終えて一息つくにはあまりにもステキな曲である。
いままでの、言ってしまえばエチュード、練習曲ちっくな曲調、曲想から毛が生えた程度の曲ばかりを弾いてきた中で、突如として現れたオトナの曲調、本格的な響き。
なぜこの曲が、もっと遥かに有名にならないのか不思議で仕方がない。
それくらいにステキな神曲、なのですよ・・・。

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【新しいバイオリン教本】 第4巻 ~ ロッシーニの主題によるエア・バリエ Op.89-2 ~

ロッシーニの主題によるエア・バリエ Op.89-2』by C. Dancla

以下はまとめて1曲でダウンロードが可能。
最初のテーマを弾いてみて、リズムに乗り切れないままにパッセージがややこしくなっていき暖機運転もままならないうちにPiu Lentoの慣れないリズムを切り抜けてCntabileで歌いまくるという、腕と心臓に負担が掛かる一曲。

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【新しいバイオリン教本】 第4巻 ~ ホーム・スイート・ホーム ~

『高いポジションをひくための練習。楽曲と音階とはそれぞれ別にまとめてあり、両者の組合せで効率のよい勉強ができる。』

これが新しいヴァイオリン教本の第4巻のテーマ。
のっけからニコロ・パガニーニの肖像画とも写真ともつかない画像が現れ、えらく長い馬面にビビらされる。そうしてパラパラとめくっていくと現れる第1曲目。

『ホーム・スイート・ホーム』by H. Farmer

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練習をさぼると指先の皮が剥けて痛いんだが・・・なぜ?

ヴァイオリニストの指先って見たことありますか?

左手は弦を押さえる部分が厚く硬質化(角質化)して、右手は(人に拠りますが)親指上部が厚く硬質化します。
もっと言うと指自体の長さが左右で異なったり、小指が歪んだりしています( ̄ω ̄;)!!

もちろん過去からのフォームや力の入れ具合の蓄積により、各個々人の身体が自然と順応してきた結果なので、別にあらがうつもりでこの記事を書いている訳ではありません。

・・・が、たまーに練習をさぼると指先の皮が剥けて痛くなったりしませんか?
または、そのあと練習を再開すると途端に指先がボロボロになったり、肉の部分に激痛が走ったり。

これって何故なのか?何なんだ?を考えてみました。

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練習の気分転換にチャラ弾きしたいのでお勧めのアプリを入れてみた

日頃、気を張って練習しているときに「なんか適当にチャラっと弾きたいな」と思う事ありませんか。
ソロの速いパッセージとか、オケのややこしい音の並びとか、何度も何度も何度もアタマがおかしくなるんじゃないかと思うくらい反復練習をしていると突然集中が切れてしまったり。そんな時に、コーヒー飲んだり全く違うことをして気分転換する、ってのも一つの方法ですが、ふと手を伸ばして全然違う曲調の譜面をめくってみたりして気晴らしするのもよくやる方法です。完全にエンジンを切ってしまうと、また再点火するの、労力のいることですからね。
そんな時、譜面が手の届くところにあったり、はたまたすぐに探し出せる環境下であれば良いのですが、いざ探そうとなると「あれ?どこいったっけな?」と探し出すことで当初の休憩時間を過ぎてしまう、なんてことは誰にでもあることで。
そんな時に「あれ?どこいったっけな?」になる確率の少ない携帯かiPadさえあれば、チャラ弾きして楽しめるアプリを見つけてしまいました!

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