【新しいヴァイオリン教本】第5巻 ~ ローデのコンチェルト第8番第1楽章 ~ 『Violin Concerto No.8, 1st movement, E-moll(ヴァイオリン協奏曲第8番ホ短調)by Pierre R […]
カテゴリー: 第5巻
“Méditation” D moll from “Souvenir d’un lieu cher, Op.42” by Peter Ilyich Tchaikovsky
(チャイコフスキー作曲『なつかしい土地の思い出』作品42より瞑想曲/Meditation 二短調)
GIPSY DANCE from “The Most Popular Violin Solos” edited by Albert Ernest Wier
(A.E.Wier編『The Most Popular Violin Solos』よりジプシー・ダンス/Gipsy Dance)
New York/Hinds, Noble & Eldredge社発行(1907年)
Violin Sonata in D minor, Variationen über ein Thema von Farinelli “La Folia” Op.5-12
(ヴァイオリン・ソナタニ短調 ファリネルリの主題による変奏曲『ラ・フォリア』作品5-12)
アルカンジェロ・コレッリ(Arcangelo Corelli, 1653年‐1713年)
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ベリオ コンチェルト第7番 第2楽章
Violin Concerto in G major, Op.76
(シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(Charles-Auguste de Bériot)
『フランコ・ベルギー楽派』
シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(Charles-Auguste de Bériot, 1802年‐1870年)は、ベルギーのヴァイオリニストであり作曲家。
パリでジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ、ピエール・バイヨに学んで、各地を演奏旅行した他、1843年よりブリュッセル音楽院のヴァイオリン教授を務めた。優雅かつ流麗な奏法で知られる19世紀のフランコ・ベルギー楽派(the Franco-Belgian violin school)の創始者として有名であり、アンリ・ヴュータンを育てています。
(育てたって言っても、数年のうちに女と駆け落ちして放置プレイの刑に処しているのでどこまで育てたんかという思いはありますがw)
このフランコ・ベルギー楽派(the Franco-Belgian violin school)って何よ?についてはオーギュスタン・デュメイ(DUMAY, Augustin)のところでも書いたけれど、も少し詳し比べてみると、わんさか出てくる出てくるw。
ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲 ト長調
Violin Concerto in G major, RV 310 (Vivaldi, Antonio)
1711 in L’estro armonico, Op.3
日本語でいうと「調和の霊感」。
ココまでくるとリファレンス用の名盤が揃ってくるのです。
それにしてもクラシックのCDコーナーに行けば行くほど魔のゾーン「バロック音楽」はなんかクラシックの中でも一種独特の雰囲気を醸し出してますよね。なんだろう?この修行僧的な気持ちになるのは。
調和の霊感は3巻で既出ですね。
『Violin Concerto No.23, 1st movement, G-dur(ヴァイオリン協奏曲第23番ト長調)by Giovanni Battista Viotti』
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(Giovanni Battista Viotti, 1755年~1824年)は、イタリアのヴァイオリニストとして名を馳せた人物。モーツァルトの1歳年上という世代に生まれ、モーツァルト、ベートーベンにも影響を与えたと言われる。
特にこの世代では多作と言える29曲のヴァイオリン協奏曲を残しており、特に第22番イ短調、第23番ト長調は現在でもヴァイオリンを学ぶ生徒のみならず演奏会でもなお取り上げられている。
イタリア人独特の歌心や抒情的なパートは、ドイツ系の作曲家には無いものを持っており、あのブラームスもヴィオッティの協奏曲を好み、友人のヨアヒムに頼んで何度も弾かせた、と言われている(「弾かせられた」という記録が残っている)。
ヴィオッティは、名ヴァイオリニストのプニャーニの下で学び、さらにマリー・アントワネットに仕えた。時代はフランス革命、仕えたマリー・アントワネットが断頭台での斬首刑となり、主を無くした彼はロンドンに赴き活動を継続。ロンドンではハイドンとの交流もあった模様。
何よりもヴィオッティは「フランス・ヴァイオリン楽派の基礎を作った“聖三位一体”と見なされている」ピエール・ロードやピエール・バイヨを教え、ルドルフ・クロイツェルに大きな影響を与えた実績から、ヴィオッティは19世紀のフランス・ヴァイオリン楽派の創設の父と呼ばれている。
さらには当時のヴァイオリンの弓を製作していたフランソワ・トゥルテとともに、現在の一般的な弓の形を作り上げた、とされており現代のヴァイオリンの奏法を確立する大きな役割を果たしている。さらにはニコロ・パガニーニに影響を与えたアウグスト・ドゥラノフスキ(August Duranowski)も教えていることから、パガニーニは孫弟子にあたるという、まぁどえらいヴァイオリニストなのである。
まぁ、ブラームスがガンガンヨアヒムに弾かせたというのは第22番のようで、今回のは第23番なんですけどねw。
【新しいヴァイオリン教本】第5巻 ~ いきなりヴィオッティとローデに挫折を味わう ~
新しいヴァイオリン教本の第4巻を無事に終え、第5巻を購入するように先生から指示を受けてワクワク、ドキドキしながら楽器店や通販で購入して、ぱらぱらと譜面を見て「第4巻のヴィエニアフスキに比べれば何とかなるかなー」なんて思っていると、結構地味に難しい第5巻のはじまりはじまり~。