カテゴリー: ナタン・ミルシテイン
Violin Sonata in D minor, Variationen über ein Thema von Farinelli “La Folia” Op.5-12
ベリオ コンチェルト第7番 第2楽章
Violin Concerto in G major, Op.76
(シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(Charles-Auguste de Bériot)
『フランコ・ベルギー楽派』
シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(Charles-Auguste de Bériot, 1802年‐1870年)は、ベルギーのヴァイオリニストであり作曲家。
パリでジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ、ピエール・バイヨに学んで、各地を演奏旅行した他、1843年よりブリュッセル音楽院のヴァイオリン教授を務めた。優雅かつ流麗な奏法で知られる19世紀のフランコ・ベルギー楽派(the Franco-Belgian violin school)の創始者として有名であり、アンリ・ヴュータンを育てています。
(育てたって言っても、数年のうちに女と駆け落ちして放置プレイの刑に処しているのでどこまで育てたんかという思いはありますがw)
このフランコ・ベルギー楽派(the Franco-Belgian violin school)って何よ?についてはオーギュスタン・デュメイ(DUMAY, Augustin)のところでも書いたけれど、も少し詳し比べてみると、わんさか出てくる出てくるw。
ヘヴィメタルにまで革命的インスパイアを与えたパガニーニという奇才
1980年代中盤にパガニーニの子孫を名乗るマーク・パガニーニ(Vocal)によるドイツのヘヴィメタルバンド「PAGANINI」が結成されたが、そゆことをここで語りたくてこんなタイトル付けたわけではない。ちなみにYoutubeでも検索できるけれど、至って普通の80年代LAメタルちっくな、売れ線ロックです。
『Adagio for Violin & Orchestra in E major, K.261』by Mozart, Wolfgang Amadeus
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調(K.219)の第2楽章の代替として、ザルツブルクの宮廷楽団のヴァイオリン奏者ブルネッティのために書いたと理解されているのがこの曲。
要はテクニック的にブルネッティには難しいとしてこの曲を急遽こしらえた、という背景があり、こういったソリストの実力に合わせてアレンジすることはままあった模様。
モーツァルトの緩徐楽章にある、ゆったりとした中にもそこはかとない美しさが漂う曲に仕上げている。
でもまぁ、こうオシャレに歌いこむことが出来ないのはなぜなんだろう?って考えるいい曲ですよね。
ナタン・ミロノヴィチ・ミルシテイン(Nathan Milstein 、1903年12月31日オデッサ – 1992年12月21日、ロンドン)はウクライナ出身のユダヤ系ヴァイオリニスト。1942年にアメリカ合衆 […]