【新しいヴァイオリン教本】第5巻 ~ ローデのコンチェルト第8番第1楽章 ~

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【新しいヴァイオリン教本】第5巻 ~ ローデのコンチェルト第8番第1楽章 ~

『Violin Concerto No.8, 1st movement, E-moll(ヴァイオリン協奏曲第8番ホ短調)by Pierre Rode』

新しいヴァイオリン教本の第1曲目に取りあげられたヴィオッティの難曲をこなしても次に出てくるローデ。譜面ヅラで「ぐはぁ!」となる可能性が大な曲ですよね。

19世紀のフランス・ヴァイオリン楽派の創設の父と呼ばれているジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(Giovanni Battista Viotti, 1755年~1824年)の弟子として知られるローデ(本名はジャック・ピエール・ジョゼフ・ロード Jacques Pierre Joseph Rode, 1774年~1830年)は、19世紀フランスのヴァイオリニストで作曲家。表記の問題でローデ、ともロードとも呼ばれるが、ここでは以下ロードとする。
無伴奏ヴァイオリンのための『24のカプリース』によりヴァイオリンを学ぶ学生には有名。
「フランス・ヴァイオリン楽派の基礎を作った“聖三位一体”」のピエール・ロード、ピエール・バイヨ(二人ともヴィオッティの弟子)、ルドルフ・クロイツェル、、、と何度か取り上げた、あのロードですね。
ロードはフランス皇帝ナポレオンの宮廷ヴァイオリニストとして、世界各地で演奏旅行を行い、オランダ、ドイツ、イギリス、スペインなどで幅広く演奏活動を行なっています。また1804年にはサンクトペテルブルクでロシア宮廷音楽家となり、後にモスクワにも滞在しています。ベートーヴェンの『ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調(作品96)』の初演者としても知られています。

まずは安定のNAXOSレーベルから。

相変わらずゴムのように伸びる歌い回しはさておき、メロディックかつメランコリックな旋律はグッとココロを鷲掴みにすることもあり意外と楽しいことがわかる曲でもあります。
とは言いつつも16分音符で弾きまくりたいところにトリルを連続で掛けねばならない、とか付点のリズムの連続であったりと、ヴァイオリン弾き的には左手も右手も忙しいこと間違いなしの難関であることには違いありません。

てな感じでまた次回。

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