【あると便利まとめ集】iPad Proで譜面電子化2019
自分が作業環境を整えるためのメモとして書きなぐりであることをご容赦ください。
オーケストラ、弦楽四重奏、ソロと同じ曲でも出版社が異なる、弓順が異なる、書き込みが異なる云々で、結局演奏会のたびに譜面が蓄積されていく状況で、既に段ボール1箱では全く足りません。これをデータ化しちゃおう、というのが発想のキッカケ。
これをベースに、データベース化するのみならず、今後の演奏会でも最近流行りの電子譜面で演奏してしまえば、こういった作業も流れで行えるし負担も少ないのでは、と考えました。
ぱっと追いつく限り、以下が必要なのではないかと考えました。
(1)大型スキャナー(年齢とともに譜面をB4等で印刷しているケースが多い)
(2)iPad Pro(またはそれに類する電子譜面を表示するためのデバイス)
(3)電子譜面リーダー(いわゆるアプリ)
(4)スタンド及び譜めくりペダル
それではそれぞれ見ていきましょう。
(1)大型スキャナー
10万円以下の家庭用スキャナー、かつA3対応は1種類しかありません。
『サンワサプライ フラットベッド型A3スキャナー(400-SCN025)』
スキャナーの中では廉価版の機能のみ備えたもの(分厚い本をスキャンする機能や自動送りのオートフィーダーなどは付随していない)ではあるけれども、譜面をスキャンしてPDF化するだけですからね。
コンビニで待ち人を気にして慌てて作業をしたり、会社のオフィス複合機でこっそりスキャンするよりも気楽でいいじゃん、という方向け。A4サイズの譜面であれば見開きでスキャンも可能ではあるけれど、その場合は再度製本するというよりはピュアにデータベース化する意味合いが強くなってしまうか。。。
(2)iPad Pro
10.5インチモデルか、12.9インチモデルかそれが問題である。
ただコピー用紙サイズで言えば、デバイス筐体含めた全体サイズが10.5インチ=B5サイズ、12.9インチ=A4サイズというイメージゆえ、視認性という実用性を加味すれば12.9インチ一択となってしまう。
①『Apple iPad Pro (12.9インチ, Wi-Fi, 512GB)』
スキャンしたデータの保管先とすることは無いにしても、一時的なストレージ代用も考えると512GBは必須かな、なんて考えてると15万円を超えてしまう。
②『Apple iPad Pro (12.9インチ, Wi-Fi, 256GB)』
ほんとにビューアーとしてだけ使う、と言うことであれば256GBでも良いのかもしれないですが、結局12万円超。これだったら512GBでも良くね?という悪魔の囁きが。。。
ちなみに参考事例として、「iPad Pro」以外のビューアーが有るのか?について。
①GVIDO
https://www.gvido.tokyo/ja/
2016年にテラダ・ミュージック・スコア株式会社が世界初の 「2画面電子ペーパー楽譜専用端末(ブランド名:GVIDO)」を開発したことを発表したことに始まり、音楽業界ではひとつのビューアー、デバイスとしてその名を知られつつあるもの。
この電子楽譜専用端末は、E-INK社製の”Mobius”13.3型フレキシブル電子ペーパーを採用したことで、大型2画面ながら薄型軽量で楽譜とほぼ同じサイズを実現し(試作機は使用時で幅480mm、高さ310mm、厚さ5.9mm、重さ約650g)、電子ペーパーの低消費電力の効果で長時間の使用を可能としました。さらにワコムのペン入力技術を採用することで2画面とも付属のペンで紙のように書込み、消去ができます。
TFT液晶ディスプレイや有機ELディスプレイと異なり電子ペーパーという表示形態ゆえに輝度が低く(悪いという意味ではない)、目に優しい仕上がりとなっているのが特徴。
かつA4見開き2枚構成というのが、器楽奏者にとっては誠に有り難い仕様となっています。
ちなみにお値段18万円。記録容量は8GBぽっきり(micro SDで補完するタイプですね)。
②SONO
https://www.makuake.com/project/sono-nomos/
こちらのサイトはクラウドファンディングで量産体制を確立させたい!というメーカーの思いが記載されているサイト。こちらもA4サイズ2ページ見開きとなります。
価格はだいたい16万円。記録容量は1GBだそうですが試作品ゆえこれはまだ何とも言えないか。。。
(3)電子譜面リーダー(いわゆるアプリ)
①Piascore
https://help.piascore.com/hc/ja
日本語対応済み、電子楽譜リーダーとしてのダウンロード数はNo.1。
多分これをダウンロードしておけば充分か。
②Forscore
Piascoreと双璧をなすForscore。サイトコメントは英語だが日本語対応済み。
③Newzik
オーケストラなどのアンサンブルにおいて、譜面への書き込みをシェアしたり、譜めくりを同時に行ったりする機能付き。日本語対応済み。
(4)スタンド及び譜めくりペダル
パターンとしては通常の譜面台にiPadを置くか、iPad用ホルダーに設置するか。
通常の譜面台であれば誰しもが持っていると思うのでココでは割愛。
マイクスタンドなどに設置する前提でパーツを検証してみました。
①IK Multimedia iKlip Xpand
②HERCULES Tablet Holder
③IK Multimedia iRig BlueTurn
続いて譜めくりペダル。これはシンプル。
④Moukey
これは見た目よりも軽く200g。上述のBlue Turnの280gsmよりも軽い。
まぁ、当座はPDF化した譜面を譜めくり出来ればそれでオッケーという状況ではあるけれども、個人練習などでは譜めくりするたびに曲が止まってしまいがちゆえ、こういった譜めくりペダルは必須ですね。
それでは、また次回。