『子守歌作品49-4』ヨハネス・ブラームス
「Cradle Song “Wiegenlied ” (“Lullaby “) Op. 49, No. 4」by Johannes Brahms
1868年7月にボンにおいて、ブラームスの友人であり彼が指導していた女声合唱団の一員であるベルタ・ファーバー(Bertha Faber)に次男が生まれたことを記念して作曲されたもの。同年中に『5つの歌曲』作品49のうちの一曲として出版され、初演は1869年12月22日にウィーンで、ルイーズ・ドゥストマン(Louise Dustmann)とクララ・シューマンによって行われた楽曲をこの新しいヴァイオリン教本では二重奏用に編曲しています。
原曲はどうなんだろう?と言う観点で歌曲版を聴くのがいちばん良いと思いますが、いちおう器楽曲としての見本を見せてくれるのはクリーブランド管弦楽団(The Cleveland Orchestra)のコンサートマスターであり、メソッドは異なりますがススズキメソードin USAの申し子であるWilliam Preucilの演奏が妥当なセンでしょう。
①William Preucil(ヴァイオリン)
②Anne Sofie von Otter(アンネ・ゾフィー・フォン・オッター/声楽)
子守歌だけに寝ちゃうかな?
と思えるほどの穏やかさ。
きちっとハーモニーを成立させられる歌い込みが出来るか?がポイントになるでしょう。
ま、そんな感じでまた次回。