ベートーベンのメヌエットもそうだったのっですが、さらに考えたら、これも『ザ・ヴァイオリン』という小品のひとつ。
新しいヴァイオリン教本は技術的にも当然マスターすべきですが、「おうおう、なんか弾いてくれよ~」と言われたときにポッと思いだして弾けるレベルにある小品が揃うと言う意味でこれはもう名曲集と言えますでしょう。
『メヌエット(Menuett)by ルイジ・ボッケリーニ(Luigi Boccherini)』
もともとチェリストとして名を馳せており、チェロ協奏曲、チェロソナタ、そして弦楽四重奏にチェロを加えた弦楽5重奏を多く作曲しており、その中でも弦楽五重奏曲ホ長調G275の第3楽章は「ボッケリーニのメヌエット」として有名です。
原曲の演奏ははこんな感じ。
確かに、美味しいところをチェロが奏でていくイメージ。
それよりもセカンドヴァイオリンの移弦多発には辟易しちゃいますね。さらっと弾いていますがw。
ベートーベンとはまた異なるメロディのステキな、温かくて明るい名曲であります。
テクニック的にも平易ですし、さらっと弾けるように覚えておくのが吉でしょう。
クリスチャン・フェラス(Christian Ferras)
良い音色ですよねぇ。
カラヤンが好んだソリストでありながら、ストレス耐性が弱いこともあって病的なアルコール中毒となり、最終的には投身自殺をしてしまうという悲劇の演奏家でもあります。
そんなこと、全く感じさせないステキな演奏ですが。
ってな感じでまた次回。