【新しいヴァイオリン教本】第3巻 ~ ついに来た3ポジとビブラート ~
おこちゃま用の新しいヴァイオリン教本の第2巻をさらっと終えて、第3巻に突入するとついに現れるポジション移動の練習。そしてビブラート。ここで学ぶ基礎をさらーっと我流で済ませてしまうと、ビブラートが何だか不自然だったり、偶数ポジション取れない症候群になったり、と将来の成長スピードに関わるので大事なパートになります。
【新しいヴァイオリン教本】第3巻の詳細、収録曲は以下。
編著:兎束龍夫、篠崎弘嗣、鷲見三郎 編
出版:音楽之友社
価格:1,404円
【曲目】
1 コンチェルト ニ長調 No.5 Op.22 【ヴァイオリン】
作曲:ザイツ
2 ガボット 【ヴァイオリン】
作曲:ゴセック
3 メヌエット 【ヴァイオリン】
作曲:ベートーヴェン
4 メヌエット 【ヴァイオリン】
作曲:ボッケリーニ
5 コンチェルト イ短調 【ヴァイオリン】
作曲:ヴィヴァルディ
6 ソナタ NO.3 第2楽章 【ヴァイオリン】
作曲:ヘンデル
7 ブーレ 【ヴァイオリン】
作曲:バッハ
8 パッチーニの主題によるエア・バリエ Op.89-1 【ヴァイオリン】
作曲:ダングラ
9 アベ・マリア 【ヴァイオリン】
作曲:バッハ/グノー
10 楽興の時 【ヴァイオリン】
作曲:シューベルト
11 ベルリーニの主題によるエア・バリエ Op.89-3 【ヴァイオリン】
作曲:ダングラ
12 アレグロ 【ヴァイオリン】
作曲:フィオッコ
13 子守歌 【ヴァイオリン】
作曲:ブラームス
14 ロマネスカ 【ヴァイオリン】
作曲:グラズノフ
新しいヴァイオリン教本第2巻のテーマは『3巻では位置移動、ビブラート、指弓などを学ぶ(位置移動は第3位を中心)。巻末には2部合奏用小曲を付した。』であり、今まではG線からE線のH(シ)または拡張C(ド)までだったところから、E線のDまで弾けるようになる訳です。2オクターブ半。これは世の中の平易な曲を音にするだけであれば大体カバーできます。
つまり世界が広がる訳ですね。
世界が広がると同時に、今まで楽譜に書いてある内容を音にすればよかっただけなのが、「表現する」ことを覚え始めねばならないタイミングに来た、とも言えます。
その表現をするにあたって有効なツールがビブラート、というわけです。
でも覚えたての頃なんてビブラートを掛けることに対しても強烈に意識しないと掛からないし、なんかちりめんビブラート(掛かってるんだか掛かってないんだか良く分からないビブラート)になったり、もう大変です。
でも大事なのは、掛かってようが掛かってまいが、「意思」があること。です。
こう弾きたいな、という思いです。それがあれば聴いている人は補正して聴いてくれます。
人間の感性ってそういうところ、ステキだなぁといつも思います。
ということで、曲解説行ってみましょう!
ってな感じでまた次回。