【クリパ用おすすめ】ルロイ・アンダーソン『クリスマス・キャロル』
ジェームズ・レヴァインに続いてシャルル・デュトワもセクハラ疑惑。
もうお爺ちゃんなんだし、ほじくり返さなくても・・・とは思うけれどイブイブにこんな疑惑を投げ込まれたら、別の意味でファイヤーなクリスマスになっちゃうんでしょうね。
まぁ、こういう時はライトな音楽聞いてさらっと行きたいところ。
ルロイ(リロイ)・アンダーソン(Leroy Anderson、1908年-1975年)は、アメリカの作曲家で、学生の弦楽合奏なんかで良く取り上げられたりします。
学生時代は和声をルーマニアの名ヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスコに師事するなどしていますが、その後は言語学者としての道を歩みます。
ところが、たまたまボストン交響楽団のマネージャーの求めによってハーバード大学の学生歌を編曲して提出したところ、指揮者アーサー・フィードラーの目に止まり、オーケストレーションの能力を激賞された上、自作を書くように求められることになります。これを機に『ジャズ・ピチカート』を作曲・発表し、聴衆の好感触を得たうえで、続編を要請するフィードラーに応えて今度は『ジャズ・レガート』を作曲。
第二次世界大戦をはさんで管弦楽の小品を次々と発表していきます。
そしてこれは『クリスマスキャロル』(Suite of Carols for Strings (1955) )
有名な旋律は4:40あたりから。
同じ1955年にブラス向け、木管アンサンブル向けと合わせて出版された組曲で。これはその弦楽合奏版。合計6曲から構成されており、やや知名度の低い曲ばかりであるのが残念なポイント。オーケストラ版では『クリスマスフェスティバル』という有名な管弦楽作品があるが、全くの別物でございます。
『クリスマスフェスティバル』はクリスマス限定のCMソングまたはおもちゃ屋さんのBGMみたいで、そういった意味では自分はこちらの方が弦楽と言うこともあって落ち着いていて好きです。
というところで、また次回。