2017年12月4日(月) 午後10時25分(50分)にて『プロフェッショナル 仕事の流儀「バイオリニスト・樫本大進」』が放送されました。
世界最高峰のオーケストラ、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団。このクラシック界のスター軍団のトップに立つ日本人がいる。楽団を束ねる「コンサートマスター」を8年間にわたって務める樫本大進だ。番組では、撮影がほぼ許されない舞台裏を独占取材。“猛獣”とも称される個性派集団を樫本はいかに束ね、極上のハーモニーを作り出すのか。オーケストラの裏舞台で巻き起こる“知られざる闘い”に密着。
どんどん玉山鉄二に似てきたなぁ、などと思いながら、ベルリンフィルのリハーサルなど萌え萌えするシーンがどんどん出てくる。
グスターボ・ドゥダメル が指揮する「至って普通のオヤジで鉄ちゃん」のドボルザーク(昨日ご紹介の記事をご参照)による交響曲第9番 『新世界より』において、なーんと樫本大進が「大胆なアレンジ変更!!」というからドゥダメル・樫本編曲版でもやるのかと思ったら、第4楽章の三連符の弓順を逆にした、というからビックリ。まぁ、アレンジ変更・・・なのかな?
ってゆーかアップから入っていた弓順っていうのをカラヤン時代から頑なに守り続けていた、っていうのもビックリ。
そりゃ弾きにくかったでしょうよ・・・。
そんな中、この番組を見ている大多数のヴァイオリニストは気付いてしまったでしょう。
NHK痛恨の一撃を。
NHK痛恨のミス pic.twitter.com/M9HtCWj26A
— ヌベスコ (@EternalFantasy0) December 4, 2017
これは樫本大進のミスではにゃい。間違ってもない。
確かに「エー線っていちばん細い弦なんですけど」とは言ったよ。確かに言いましたよ。あぁ言いましたさ。
でもA線じゃないんだなーコレが。ドイツ語発音で「エー線」はE線。従ってA線は「アー線」。
痛恨の一撃!!!
ヴァイオリンの弦は、低い方から『G線/D線/A線/E線』。読み方は『げーせん/でーせん/あーせん/えーせん』。
これに基づき(あまり基づいていないがw)、C千は1千円、D千は2千円、というながれでG千は5千円、という会計処理もございます。
まぁ、それでもこの番組から樫本大進の名言が生まれたから良しとしましょう。
『リスクが無ければ面白くない』
『音楽家が楽しまないで、お客さんがどうやって楽しむの?』
と言うことで、また次回。
[…] (追記) その後、幾多の場面で彼の音楽を耳にすることも多くなり、TVにも取り上げられることに。 →http://www.hyakushiki-violin.com/2017/12/07/%e3%80%90%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%a1%e3%81%be%e3%81%a3%e… […]
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