【新しいバイオリン教本】 第4巻 ~ ヴィエニアフスキ オベルタス(マズルカ)二つの特性的なマズルカ曲集よりOp.19 ~

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『2 Mazurkas characteristique Op.19』by Henryk Wieniawski

Obertassとはポーランドの民族舞踊であるMazurkaのひとつ。名称は、マゾフシェ地方の人々(マズル)が踊っていたことに由来していて、多くの種類があり、それぞれ速度、ステップ、雰囲気が異なるが、一般にはオベルタスobertass(非常に速く旋回する)、マズル(中庸の速さ)、クヤビアクkujaviak(ゆっくりとした動き)などが知られている。いずれも三拍子で、二拍目か三拍目にアクセントが置かれる。

ヘンリク・ヴィエニャフスキ(Henryk Wieniawski, 1835~1880年)はポーランドのヴァイオリニストであり作曲家。8歳でパリ音楽院に入学し、13歳ソリストとして各地を巡業、モスクワで亡くなった。1874年から1877年までブリュッセル王立音楽院教授として教育活動に従事している。


① 荒井英治

1989年から2015年まで東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを務めた。現在は日本センチュリー交響楽団首席客演コンサートマスターを務めている。
というWikipedia的な紹介よりも『モルゴーア・クァルテット(MORGAUA QUARTET)』のファーストヴァイオリン、と言った方が分かりやすいか。。。
元々はショスタコービッチの弦楽四重奏を演奏するために結成された弦楽四重奏団だけれども、昨今はプログレッシブロック、ヘヴィメタルの弦楽四重奏アレンジで(しかも結構マジ)

これは完全に『クリムゾン・キングの宮殿』へのオマージュ。


こっちがオリジナル。1969年に発表されたキング・クリムゾンのファースト・アルバムで、プログレッシブ・ロックというジャンルを確立した記念碑的な作品。その後のロック史にも多大な影響を与えた。キング・クリムゾンというバンド名は、このアルバムのタイトルから取られている。

他にもモルゴーアはピンクフロイドにも手を出しちゃっている。

もうどれだけプログレ好きなのよ、というw。

これがピンクフロイドの『原子心母』 (げんししんぼ、Atom Heart Mother) は、1970年に発表されたピンク・フロイドのスタジオ・アルバム。
キングクリムゾン、ピンクフロイド、イエス・・・プログレッシブロックをどんどこ取り上げていく姿勢、しかも演奏のアプローチは陳腐にならずに、でもロック寄り、という良いところを突いていて、、、って、そうそう『オベルタス』の話でしたね。

イツァーク・パールマン

この人の柔らかな右手を見ていると、どうやったらこんなボウイングが出来るのだろう?って思っちゃいますよね。。。ホント素晴らしい演奏です。

ってなところでまた次回。

 

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