諏訪内 晶子(すわない あきこ、1972年2月7日 – )は、日本のヴァイオリン奏者である。1989年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位受賞。1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。
そんなにビジュアルで売らなくても・・・と思うヴァイオリニスト。
確かに至近距離で見る生「諏訪内」はめちゃ綺麗。ここ昨今のCDは聴いてもつまんないのだが。何となく、どっちつかずの中途半端な演奏が多い。もちろん圧倒的に上手いのだが、どうしたいのか分からないというか、エゴ丸出しで弾きまくったっていいのに、一歩引いちゃってみたりとか、お悩み中なのだろうか。
当方がとあるプロオケバイト時代に、川越とサントリーでそれぞれ彼女の演奏を聴いているのだが、白眉の出来は川越でのシベリウスのコンチェルトであった。その時はあまり観客も確か入っておらず、ガラガラだった様な気がしたが、その演奏の出来たるや完璧であった。惹きつけられる演奏というか、舞台裏から釘付けであった。それが1999年頃と記憶しているが、それからつまんなくなったなぁ、というのが印象。
ステージは聴くだけでなく魅せることによる総合芸術であり、その点彼女は類稀なる存在であることは間違いないし、海外の女流ヴァイオリニストと比較しても何ら劣る事なんて無い。それだけにどんどん強烈なオバちゃんになっていって欲しいと思う今日この頃。
(使用楽器)
1714年製 ストラディヴァリウス「「ドルフィン(Dolphin)」
[…] 諏訪内晶子 […]