フェリックス・アーヨ(Felix Ayo, 1933年7月1日 – )はスペイン北部セスタオ生まれのイタリアのヴァイオリニスト。生地の音楽大学で学び、パリに留学、その後ローマの聖チェチーリア音楽院でレミジオ・プリンチーペに師事する。1951年、バロック音楽の演奏を主体とするイ・ムジチ合奏団を創設、そのリーダーとして演奏活動を行い、ヴィヴァルディの「四季」の大ヒットに代表される、世界的バロック音楽ブームの火付け役となった。
イ・ムジチ合奏団初代コンサートマスターがこのFelix Ayoである。
イ・ムジチ合奏団の初代コンマスとして16年間君臨し続けたほか、ローマ・ベートーヴェン四重奏団(the Quartetto Beethoven di Roma)を70年代に結成した。
今なおもって燦然と輝くヴィヴァルディ四季の名演奏を残し、他にもバッハやタルティーニなどで素晴らしいディスクを残している。いたって素直な演奏、豊かな音色、クセの無い豊かな歌いまわし、どれをとっても完璧というほか無い。とてつもなく楽器を鳴らしつつ敢えて自分の音に酔わない理知的な演奏に強烈に惹かれる。師だ。
ちなみに『イ・ムジチ合奏団』に関するイロハはこちら。
エックレスのヴァイオリンソナタに関してのレビューはこちら。
→【新しいバイオリン教本】 第4巻 ~ ヴァイオリンソナタ ト短調 エックレス ~
(使用楽器)
1744製G.B. Guadagniniを使用。
[…] ①Ayo, Felix(フェリックス・アーヨ) […]
[…] イ・ムジチ合奏団のコンサートマスターとして名を馳せたフェリックス・アーヨ(Felix Ayo, 1933年7月1日 – )。アンサンブルのみならず、ソロでも見事な演奏を繰り広げており、いたって素直な演奏、豊かな音色、クセの無い豊かな歌いまわし、どれをとっても完璧というほか無く、とてつもなく楽器を鳴らしつつ敢えて自分の音に酔わない理知的な演奏に強烈に惹かれる名盤を幾つか残している。 […]
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